11月25日発表メモ
* 塩原町立図書館を中心に活動されている「むささびの会」の渡井さん、大久保さんからのお話を聞いて(11月2日)
*主な活動内容−本、紙芝居の読み聞かせ、工作会、各自分担校での読み聞かせ(小学校)
*そのほかの活動−乳幼児検診においての読み聞かせ(保健福祉課からの依頼で)、ゆっくりセンターでの読み聞かせなど。
*活動日−
・ 読み聞かせ−第一、第三土曜日
・ 工作会−第四日曜日
* 発足した背景は−生涯学習「読み聞かせ講座」の受講生が主となって作られた。7,8年前のこと。
その他、今年の2月に学校の先生からの依頼で、塩原町の民謡のCDROMを作ったそうです。また、「間接的」ではなく、生の声で生徒に聞かせたいという熱心な先生からの依頼で、学校に出向き読み聞かせをした。
また、現在温泉街の中心に「塩原ものがたり館」が建設されるというお話も聞けた。農村活性事業の一環で、国の補助金から。しかし、本が置かれるというわけではなく、何かの展示会場になるだろうとの事だった。
11月17日には、ハロープラザまつりが開かれる。むささびの会も紙芝居を出店する。これをきっかけに「図書館での読み聞かせ」の存在をアピールできるのではないか(実際、私が訪問した時には、お子さんは1人もいなかった。図書館職員が気を利かせてやっとのことで3人の兄弟を連れてきたという感じだった)→これのみで判断してはいけないが、「読み聞かせ」は本当に子どもにとっては楽しいもの、良いものなのかを少し考えさせられた。
話を聞いて感じたことは、7、8年も続くのは「あまり活動内容、範囲を広げずに、マイペースにやってきた」からこそではないか?会員の方は皆ボランティアで、それぞれに家庭も持っているので、肩の力を少し抜いたくらいがちょうどいいのではないか(無理をせずに、変に義務感にとらわれると長続きしないと感じた)→これは若葉かおる会のまなみ先生もおっしゃていた。
* 陽東子どもの本を語り合う会(陽東文庫)の方々からのお話(10月18日)
5人の会員からなるグループで、4年前に発足した。きっかけは小学校からの依頼と自分たちの思いがうまく重なったため。(需要と供給の一致。当時、全国的に小学校での朝の読書運動が活発化してきた。→「開かれた学校を」−地域の人に依頼)。自分の子どもにしてあげられなかった罪滅ぼし?、別にきっかけとかはなくて、「自分の話を聞いてくれる」という感じで活動されている→使命感を持つと続かない、楽しいからやっているという感じ
この活動をPTA活動に組み込んでいる学校もあるそうだ。
学校の図書室の現状は−本も少ないし、人(専門司書)もいない。図鑑のような毎年更新するようなものばかりで、他の本にあてられない。かといってすぐに東図書館、市立図書館に行ける距離ではない→(会員の方は皆東図書館で本を借りているので、子どもたちも学校にはない本が読める、知ることが出来るのでいいのではないか?)
中には熱心な先生もいる→先生方は、様々な業務をこなす必要ある→先生たちをサポートする、地域、親をサポートする
皆さん、肩肘を張らないで、マイペースでされているので、ちょうどいい関係だと感じた。
これらの話から伊仙町に参考になることはあるか?
* 若葉かおる会からのお話(8月28日)
若葉かおる会(平成14年、4月発足)も「マイペースでやっているからいい、月1回の活動だから長く続く」そうおっしゃっていた。自分たちの活動が「本を必要としている子どもがたくさんいる」ということを行政側にアピールできればいいと感じている。それは「働きかけ」という堅いものではない。活動のポリシーはあくまでも「楽しく、マイペースに!!」
いつもは、中央公民館でやっているが今日は、「保母、保父さん」を目指している徳之島高校の生徒さんが劇を発表していた。
もし、この活動が活発化されたとしても、子どもの図書環境は良くなるが、大人、一般の方のそれは何ら変わりない。(少し葛藤・・・・・)
いま、伊仙町に足りないのは何なのか?どの世代の人が本を一番借りたがっているのか?
これアンケート取った方がいいのかな???
* 上河内町「図書館子ども会」での取材
発足して7年。毎月第二日曜日が活動日。元栃木県立図書館館長が図書館ボランティアを募集した所、現メンバーである高橋みゆきさんらが集まった。11月10日は町民祭で、それは初の試みであった。読み聞かせ。バルーンアート、おりがみ作りをやった。
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メンバーそれぞれの得意分野を生かしている。(町に人材がいる)
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発掘するのは行政?地域?それぞれの協力?
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伊仙町にもそういう人材がいる。活用すべきではないか?
また。そのメンバーに上河内町会議員がそのグループに入っていた。
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視察、見学だけでは分からない、生の現場に行かないと分からない。ジャージ着て町民と同じ立場でやっていた。
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高橋みゆきさんは今、保健センターのなかのある一部に「ブックスタートコーナー」を作ろうとしている。乳幼児検診を待つ母親に働きかける(これはすでにむささびの会では実施されている)
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この働きかけを伊仙町の参考にする?新しい働きかけを提案する?
・ 図書館子どもの会では、それぞれの持ち味を生かしていた。そういった人材がすぐに見つかるわけではないし、いるとも限らない。
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・ もし伊仙町にいたら・・・行政側、図書室は呼びかける
・ もしいなかったら・・・・行政側が養成すればいいのではないか
一部の住民にのみ任せるのではなく、自分のできるものを子供に伝える。それだけでもいい!グループ活動しながら広報(人集め)するのは大変だから、行政にも協力してもらう。行政と住民と図書館の協力プレーをさぐる
今度は
鹿沼市のKLVを取材しよう!
*KLVとは
学校図書館を中心に活動しているグループである。
・街角ライブラリーの運営、(市民とKLVが一緒になってやっている。市内に52箇所設置されている)
・ 部会活動(専門知識の講座の企画、運営。ジュニア養成もしている→保育園生、幼稚園生への読み聞かせ)
・ 市立図書館と市の保健福祉課が連携し、「ブックスタート」をしている。
町民ボランティアを募って、町民の人材を生かし、子供たちを地域で育てていく
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忙しくても、いらなくなった本を寄贈したり、本棚の設置はできるのではないか?
(子供たちへのみでなく、大人に対してのサービスにもなるのでは?この時に「どこにどの本があるなどのシステムをきちんとやる必要もあるかな・・・」
・ 親にとってKLVの活動は大変関心のあることだと思う。伊仙町もそういう活動が活発になればいいのにな・・・
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親を取り込めばよいのではないか?
地域の人材を生かし、地域で図書環境を良くする(KLVの街角ライブラリーのような活動を考える!!)
では、どのように人材を発掘し、それをボランティアとして取り込めるのか、また図書環境をよくする方法は他にもないのかを考えていく!!